南極の日

アニメ感想が続くけれど、宇宙よりも遠い場所の4話と5話を観た。

見終えた直後の感想というのはそのときが一番アツくて、後で思い返すとそんなだったかと思うが、やはり観たそのときのその思いはそのとき間違いないので、書く。

 

ていうかテンポがすごいな。好き。あっという間に合宿終わっていよいよ日本を発つところまで来た。

 

で、5話よね。めぐっちゃんに共感する。

めぐっちゃんの薄暗い感情が爆発する回。

 

なんか、すごいことというか自分ができていない何かをやろうとしている人、関係ない遠い人だったらそんな気にならないけど、身近な、ほん少し何かが違えば自分でもあり得たのではというような場合、端的に言えば嫉妬で、うまく行けばすごいこと成し遂げてすごくなっちゃうの、やらなければいいのに、うまく行かなければいいのに、失敗すればいいのに、称賛を得られなければいいのに、なんてことを思ってしまうことがどうしてもよくあって、それは単に自分が達していないところにススッと他人が行っちゃうのが余計に自分が燻っているのが感じられてしまうからで、僕はダメだけどまわりもみんなダメだったらいいのにみたいなとにかく良くない感情が現れてくるときがある。

最近は少しずつそういう感情を自覚できることが増えてきて、そういうときは落ち着いて、自分を勘定に入れずに、他人を褒めたり応援したりすることもできるようになってきたと思う。

 

めぐっちゃん、ことあるごとに、キマリが諦めてくれたらいいのにっていう雰囲気を出していて、不穏で、もしかしてめっちゃ嫌な展開になるんじゃないかと不安でもあったけど、

そこは一応、嫌な気分にならない感じで爆発してくれて、いい感じになってくれたので良かった。

リアルにはそんないい感じにはならんやろとは思うけど、見てるこっち側の快感としてはやっぱそうなんよな。金元寿子のめぐっちゃんがとても良かった。

 

1話あたりでは、何かやりたいけど何もできてないっていうキマリに共感してたけど、キマリは進み始めたから、そうするとめぐっちゃんの方に共感していったんよね。キラキラして何かをやってる友達見るの、もにょもにょする。

っていうぐつぐつとしたところからあの絶交のくだりね。目の奥が、まだ泣いてないのに既に泣いたあとみたいな感じがしたし心臓バクバクしたしなんかすごくすごかった。